昨今では、CMS=Wordpressといった印象をお持ちの方もいると思います。
ですが、ModxというCMSを導入が簡易であり強力なCMS(コンテンツマネジメントシステム)であるとお勧めしたいです。
ModxはCMSとして利用するシチュエーションは、ブログ機能のいらない小~中規模WEBサイトに、CMSを導入するのに向いてると思います。理由はまとめで。
今回は、初めてModx Evolutionを導入する方である程度のWEBスキルを持った方を対象にご紹介しています。
HTML・PHPって何それ?おいしいの?って方は申し訳ありません。
では、初めにmodx Evolutionとは
ModxはCMSであり、簡易にページ内コンテンツ編集(テキスト編集・画像アップロード)ができ、ページの複製削除ができます。ブログサービスを利用したことあるかたはわかると思います。
ですが、ページ全体のレイアウトや、細かなあしらいはHTMLやModxの知識が必要となってきます。
Modxには「Evolution」と「Revolution」があります。
Evolution
一般的なサイトを作るのに最適です。小規模サイトから中規模(50ページくらい)ならEvolutionを利用したほうがよいと思います。
大規模サイトを管理しようとした場合には機能が追いつかず、開発しなければならない手間が増えます。
Revolution
いくつものサイトを管理したり、多機能・特殊なサイト(不動産サイト等)を制作する場合はRevolutionを利用したほうがよいと思います。
小規模・シンプルなサイトを制作しようとすると多機能すぎていらない機能が多く容量も多いので、管理が複雑になります。
Modx Evolutionでできること、できないこと
Modxでできること | テキストの編集 | |
---|---|---|
ページ追加 | ||
パスワードをかけたページ追加 | スニペットが必要(WebLogin) | |
RSSフィード | スニペットが必要(Ditto) | |
問い合わせフォーム | スニペットが必要(eForm) | |
サイト内検索 | スニペットが必要(AjaxSearch) | |
複数人で管理・管理者の権限の設定 | ||
Modxでできないこと | 画像の編集 | |
アクセス解析 | プラグイン開発が必要 | |
Ping送信 | プラグイン開発が必要 |
スニペットとは、検索機能やメニューの取得など、「登録したデータをプログラムでカスタム表示できる」、プラグインは「Modx本体をパワーアップさせる機能」っというくらいに捕らえておいてください。modx Evolutionでは主にスニペットの開発・カスタマイズをしていきます。
modx Evolutionの導入できる環境について
こちらを参照してくだださい。Evolutionは国内の主なレンタルサーバでは動作します。大学や内部サーバにおく場合、古い環境では動作しない場合があるため設置するサーバは確認しましょう。WordPressを導入できるサーバであればだいたい大丈夫です。
導入は本当に簡単。元サイトからファイルをダウンロード。アップしてブラウザからアクセスし、表示にしたがって項目の入力やパーミッションの設定をするだけでインストールができます。
視覚的な導入方法なので、WordPressみたいにconfigを修正することはありません。
テンプレートはあまりない
modxのメリットであるテンプレート作成が容易であるため、あまり配布していないように思います。シチュエーションとして、現存するWEBサイトを CMS化するのに向いてると思ってますのでそいうとこもあまりない理由のひとつではないでしょうか。
と、言うことで
modx Evolutionを導入する場合は
- ブログ機能はいらないがCMS化して管理がしやすくしたい!
- 複数人で管理したい
- WordPressより簡単に導入したい
- CMS化にあまり時間がとれない
の条件の場合は間違いなくModxをお勧めします。
30件ほど導入してきましたが慣れてしまえば、「html→CMS化」に3時間ほどでできます。(元htmlがModxのフォルダ階層に最適化されていた場合)
質問等ありましたらお気軽にコメントください( ゚∀゚)ノ