プログラムをサーバに設置する際、条件や制約を確認しておかないと後でエライ目にあった経験がありませんか?
例えば、PHPプログラムを制作したのにサーバにインストールしているPHPのバージョンが古くって動作しないことが、設置した時に発覚するなど。僕はありますw
そこで、プログラム案件を受注した際に、確認しておくべき項目をまとめてみました。基本的なことなので面倒くさがらず必ずチェックしましょう。
どこのサーバーで運用するのか?自社管理サーバーなのかクライアント管理サーバーなのか?
最初に確認することはなんといってもここ!ここで自社管理サーバを使用できるならほとんど問題なし。次から挙げる項目がすべてこちらで管理・設定・確認できるのであまり問題ないと思います。
以下からはクライアント管理サーバーの場合の確認事項と思って読み進めてください。
FTP情報を開示してもらえるのか?
セキュリティ管理の点から外部からFTP接続させないような場合があります。
この場合、制作者自身、もしくは詳しい制作者側の人間が現地に行って作業行える場合はさほど問題なのですが、詳しくない方、例えば、大学の研究室の教授等、「FTPってなにそれ?おいしいの?」という人にプログラムを設置してもうおうとすると大変手間がふえます。
パーミッションの設定とか言ってもわかりませんので、手探りの状態で連絡回数増やすか、初心者でもわかる設置マニュアルの制作が必要になってきます。
プログラムはどこ(どこのフォルダ)で動作するのか。
今現在はあまり遭遇することはなくなりましたが、プログラムが特定のフォルダでのみ動作するということはまだまだあります。
「ルート階層のcgi-binフォルダでしか動作しません。」っていうのが昔は多かったですね。
これを確認しておかないと相対パスで書かれた参照先をすべて書き直さなければなりません。
ほんと手間ですし避けれるトラブルなので確実に回避しましょう。
appachやphp、mysql等のバージョンは?
バージョン違いで使用できるメソッド(処理)が違います。ですので、wordpressやModxなどのCMSツールはphpで記述されていますのでインストールされているバージョンが古いと動作しなくなります。
CMSも古いバージョンにしたらいいんじゃないのと思うかもしれませんが、古いバージョンはセキュリティホールもあり、パッチが出ている場合もありますが、できるだけ最新のバージョンを用意してもらえるようにしましょう。
cgiならperlのパスは?
- #/usr/bin/perl
- #/usr/local/bin/perl
- #/usr/local/bin/perl —
一般的なサーバでは上記の上2つのパスですが違う場合あります。設置するサーバ管理者に確認を取りましょう。
で、ここでやっかいなので3番目で動作する場合のサーバです。たまにハマります。
しっかり確認して手間を削除しましょう。
と、いうことで
プログラムは書ければいいというわけではなく、動作して初めてプログラムとして成り立ちます。そして動作するためには動作環境の確認は必須です。
できるだけ、制作前には下記は確認しておきたいところです。
- どこのサーバーで運用するのか?
- FTP情報を開示してもらえるのか?
- プログラムはどこ(どこのフォルダ)で動作するのか?
- appachやphp、mysql等のバージョンは?
- cgiならperlのパスは?